SEGO SKI CO.のスキービルダー、テイト・トラウトマンのスキーカメラマン時代に参加したプロジェクト「From the Road」。
本作はアラスカのメテオライトピークを舞台に、一人のスキーヤーの魂の救済をテーマにしたドキュメンタリーです。公開当時は有料でしたが、現在は無料で鑑賞できます。
見どころ
トンプソン峠の道路から(From the Road)山頂まで登りつめるヒューマンパワー。
スキーヤーのエゴと父としての役割が対立し、その葛藤を描くヒューマンドラマ。
ハイライトの滑降シーン。
深い淵から這い上がってきた者だけが手にするもの。そして、観る者にはカタルシスが訪れる。
5年前、元ヘリスキーガイドのエリック・ヘンダーソンはチュガッチ山脈を代表する山メテオライトピークからの滑降中に大転倒し、首の骨を折る大怪我を負う。身体の傷は癒えたが、ガイドの職を失いスキーヤーとしての自分の時間はあの日以来、止まってしまった。
家族の深い理解を得て、真の再起を図るアンダーソンの元にディナフィットの個性的なメンバーが集結。新しいフリーライドモデルの開発に携わるコディ・バーンヒル。ヒマラヤ高所スキーの経験をもつジェイミー・レイドラー。USスキーマウンテニアリングの王者マーシャル・トンプソン。ガイドのドニー・ロス。そしてPOVマスターのアンドリュー・ホワイトフォードである。
それぞれバックボーンが異なる者たちが、今だ恐怖に囚われたメテオライトピークへ徒歩で目指すアンダーソンの挑戦をバックアップする。まだ夜が開けきらぬ最中、旅支度をするアンダーソンが自分を奮い立たせるようにハッパをかける。「ヘリスキーの連中よりも先にピークに立ってやろうぜ!」